せいちゃんの赤ちゃん時代

せいちゃんは、平成12年10月にまだ若かった私達のもとにやってきました
初産だったのに、ママはたった2回いきんだだけで、出てきてくれた超親孝行息子
でも、産声をなかなか上げず弱々しく一泣きした程度でした
2800グラムあったけど、全くミルクも飲もうとせずそのまま総合病院のNICUに送りこまれてしまったのです
パパはせいちゃんのもとに駆けつけ、ママは産院に放置そりゃそうだよね、でもママは一人っきりになり不安で一晩中泣いていたな
すぐに酸素をかがされ、鼻にはミルクを入れる為のチューブ、手には点滴が入れられたみたいです
まぁ、ママも一応看護師ですから必要な事は重々承知しておりました
しかし、自分の子となると話しは別でまさか一度で点滴はさしたんだろうな、と若干戦闘態勢でしたな
 
数々の検査をされ、最終的には原因が分からないのでこども病院へ紹介します、と何とも無責任な
 
というわけで、結局ゴックンが上手にできないせいちゃんは、注入セットをかかえ退院しました
 
 
こども病院の存在を初めて知った私達
ここでせいちゃんは、病気を治してもらえるそんな安易な考えで行った私達そこでつきつけられた現実しばらくは、検査をして原因を究明し、様子を見ていきましょう
いっぱいいっぱい聞きたい事あったんだ、ミルクは飲めるようになるの?歩けるの?お話しできるようになるの?
でも、そんな質問以前の問題でした
いろんな学会で画像を提供し、発表してもらったけど同じ症例は少なくとも日本にはいないんだって
対症療法しかないんだってさ
まぁ、それならそれで仕方ないママは、スイッチを切り替えクヨクヨするのはや〜めた
だって、子供が病気だからって泣いて悩んで、ひきこもってたら時間の無駄だもん
せいちゃんを連れだし、いろんなとこに行ったなぁでも、現実は次々牙を向けてきてた
誤嚥性肺炎を繰り返しては、入院生活を送りやっと退院してはすぐ熱を出し・・・病院では、ちょっとした有名人になりました
そんな赤ちゃん時代を送ったのです